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ヨブ記 「あの時には全能者が、なおわたしと共にいまし、わたし

ウィリアム・ブレイク作家解説
1757-1827
ブレイク,ウィリアム
William BLAKE

P-315
ヨブ記 「あの時には全能者が、なおわたしと共にいまし、わたし
ヨブキ 「アノトキニハゼンノウシャガ、ナオワタシトトモニイマシ、ワタシ

制作年:1826
サイズ:20×15cm
技 法:エングレーヴィング
材 質:紙

昭和59年度 購入

 《ヨブ記》は旧約聖書のヨブ記を絵画化した作品で、敬虔で信仰深いヨブが神によってその信仰を試され苦しめられるという物語である。水彩画と鉛筆画のセットが先行して作られた。細密なエングレーヴィングの線で描かれた物語部分の周縁に、装飾や聖書のテキストなどが刻印されている。表紙には1825年と書かれているが実際に出版されたのは1926年である。

ヨブ記29章5節
サタンは地を行き巡り、人の罪を探し出しては神に訴える。神がヨブを気に入っているのを観ると、人一倍ご利益を受けているから敬虔なだけで、財産を奪いとればすぐに神を呪うでしょうと、神に挑戦する。