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五浦即事

岡倉天心作家解説
1863-1913
オカクラテンシン
Kakuzo OKAKURA

C-1
五浦即事
イズラソクジ

制作年:明治37~大正2
サイズ:24×33cm
技 法:紙本墨書

昭和53年度 安田建一 氏 寄贈

日本美術院の機関紙『日本美術』79号にも類似・同題の詩を掲載している。岡倉天心は1903(明治36)年の夏以来、茨城県大津村五浦の海岸の地に滞在し、天気が良ければほとんど毎日沖に釣りにでかけるのが日課であった。夜は晩酌をしながら11時頃まで翌日必要な釣り道具を作り。そして季節ごとの魚釣りの名人の骨法を会得するまで同船して研究。そんな毎日の心境が歌われたのであろう。天心はこの頃、年の半分はボストン美術館の仕事をし、日本ではこのような心の休息をとっていた。英文三部作が生まれた背景には、天心の五浦での思索的な日々があったのだろう。