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寒山拾得図

曾我紹仙 不詳(室町時代)-不詳(室町時代)
ソガショウセン
Shosen SOGA

J-325
寒山拾得図
カンザンジットクズ
英語 Portraits: Han Shan and Shih-te

制作年:室町時代(16世紀)
サイズ:87.8×43.4cm
技 法:紙本墨画

平成17年度 購入

 曾我紹仙(そがしょうせん)は、水墨画の流派の一つである曾我派(そがは)の画家で、室町時代後期に活躍した人物である。曾我派は代々、御用絵師として越前朝倉氏に仕えたほか、京都の大徳寺を拠点として活動した。
 寒山拾得(かんざんじゅっとく)は中国唐時代に、天台山国清寺に住んでいたとされる伝説の隠者である。寒山は文殊、拾得は普賢菩薩の化身ともいわれ、特に禅宗で崇拝された。ぼさぼさ頭に破れ衣を着た奇怪な姿で描かれることが多く、日本では最もポピュラーな人物画の一つであった。
 本図は松の下で背中合わせに眠る二人を描いたもので、略画風の表現は中国南宋時代の画家の牧谿(もっけい)や梁楷(りょうかい)の作品に倣(なら)ったものである。当時、彼らが描いた作品は大変貴重でした。そこで日本の水墨画家に、その作風を真似て描かせることが流行した。一方の画家も、さまざまな注文に応えて初めて一流として認められたのだった。人々はこの絵を通して、あこがれの中国文化に思いをはせたのだろう。